今回の車両はホンダ モビリオスパイク(GK1)平成19年式。
走行距離は50,500㎞、CVTF交換歴は無。
発進時に、軽度の振動(ジャダー)の症状がでています。
まずはドレンアウトします。
予想以上に真っ黒でした。
一般的に過走行、または不具合の出ている場合は「オイルパン洗浄」と「ストレーナー交換」を実施してから全量圧送交換をします。
しかし、ホンダのAT・CVTミッションは他メーカーと構造が異なり、「オイルパン」そのものがありません。
マグネットにはCVT内部の摩耗で発生した大量の鉄粉が付着しています。
このボルトは簡単に外すことができるので、鉄粉は容易に除去することができます。
この車種のCVTF交換には必ず純正の指定銘柄を使用します。
どうしても振動の出やすい構造のため対策用になっているオイルです。
ラジエータに内蔵のオイルのクーラーラインを洗浄、新油を注入し圧送交換をスタートします。
画像は1回目の圧送交換終了後ですが、右のクリーナーモニター内のオイルがキレイになりました。
左の新油モニター内のHMMFと比べると少し濁っている程度ですね。
2回目の圧送交換が終了し、左の新油モニター内のHMMFと遜色ないまでの色味になりました。
CVTF交換後、新油のなじませ作業・実走行してスタートクラッチフィードバックメモリーの学習を行います。
最後にフルード量を点検・調整して作業完了です。
不快な振動(ジャダー)も消えて、快適に走れるようになりました。
【作業メニュー】
●トルコン太郎圧送交換
●オイルクーラーライン洗浄
●使用オイル ホンダ純正 ウルトラHMMF
今回の作業料金は39,500円でした。
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