今回の車両はヴェルファイア(ANH20)平成20年式。
走行距離は98000㎞で、CVTオイル交換歴は不明。
「オイルパン洗浄・ストレーナー交換」「圧送交換3クール」で徹底的に内部洗浄を行います。
作業を行う際の障害になる、アンダーカバー・サブフレームのサポートなどを脱着します。
抜き取ったオイルが、かなり黒くなっていますね。
オイルパンを外し、ストレーナーも外します。
内部のスラッジチェックを行います。
鉄粉吸着用の磁石にはある程度の鉄粉吸着は見られますが、特に異常な蓄積はないようです。
外したオイルパンはキレイに洗浄を行います。
鉄粉吸着用の磁石もキレイにしてオイルパンに置きます。
下が外したオイルストレーナー、上が新品のオイルストレーナー。
オイルストレーナーにはフィルターが内蔵されています。
フィルターが汚れて詰まってくるとバルブボディ内部の油圧が低下し、トラブルの原因となることがあります。
ストレーナーを交換し、オイルパンを組み付けオイルを規定の量に調整します。
左から圧送交換1クール目、2クール目、3クール目と作業を進めていくと、CVT内のオイルが新油に近い状態になっているのが分かりますね。
1クール目、2クール目は「ALPHAS CVTF-α」、3クール目に「AISIN CFB」を使用しています。
圧送交換終了後、診断機を使って油温をモニターしながらオイル量の確認調整を行い完了です。
今回の作業料金は59,000円でした。
【作業メニュー】
●トルコン太郎圧送交換
●オイルパン脱着洗浄
●オイルストレーナー交換
●洗浄用オイル ALPHAS CVTF-α
●本命オイル AISIN CFB
●ワコーズMPS注入
※車種、オイルの使用量、オイルのグレードにより料金は大きく変化します。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
今後のトラブル予防に「ワコーズMPS ミッションパワーシールド」も今回は注入いたしました。
(特長)
・超高粘度指数ポリマーの効果により、低下したATF・CVTFの粘度を回復・最適化させます。
・オイルシールやOリングの機能を回復させ、フルードの漏れ・滲みを止めます。
・装置内部に多用されているバルブ類のシールを復元し、内部リークを抑えることで、装置の作動を改善します。
・フルードの泡立ちを抑え、良好な作動フィーリングを維持するとともに装置の寿命を延ばします。
・金属間摩擦係数を上昇させ、金属ベルト式CVTのベルトとプーリー間の伝達効率を向上させます。
・耐摩耗性を向上させ、ユニット内の潤滑面を保護します。
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